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2015-12-31

ベスト10・ワースト10

202本
ベスト
①君が生きた証・・・今年一番打ちのめされただけでは飽きたらず、もう本当に何もかもが100点満点でした。曲も全部いい。ROCKの見せ方も理解っておる。友情も愛情も可視化されておる。鑑賞中、映画的幸福に打ち震える反面、『ここまでの映画、この先10年は出逢えないのでは、ヘタすると一生で最後になるのでは・・・』とかなり大きめの絶望も去来してきた。映画史的にも"あのおバカな息子が、おバカな親父を演じる"と、完璧な流れ。オールタイム・ベストも更新されました。
②恋人たち・・・邦画をやっぱり多く観ているなか、今年は不作を感じていましたが、コレは別格でした。"そういう人生"や"人となり"が、ノンフィクションでは無いだけ。たまたま映画なだけ。コレが映画というモノだろう。邦画の誉でございます。
③はじまりのうた・・・キャラクターが生きてる。ただの2時間ではなく、その人の人生が見える。性格よりもよっぽど深い描写。最後の台詞でホッコリ泣いた。この先も、この人達の人生が続いていくのが理解るから。
④劇場版 境界の彼方 I'LL BE HERE 未来篇・・・"TVアニメ→過去篇"とあまりノレませんでしたが、付き合ってきて良かったと溜飲が下がりました。TVアニメから影のある作品でしたが、もう完全な闇へ。そして一筋の光。素晴らしい構成だと思います。
⑤リアル鬼ごっこ・・・オレにとって園子温は、つまらない映画の方が多いし、もう4,5年はガッカリしかさせてもらっていないダメダメ監督なんだけど、たまにこういう事をされるから困る人。コレは良い悪い抜きで、とにかく大好き。女を敬ったうえで貶すという、最良の使い方。主演女優賞はトリンドル玲奈に。
⑥インサイド・ヘッド・・・アタマのドリカムが無ければ、瑕なし玉でした。恨みます。
⑦百円の恋・・・「クリード チャンプを継ぐ男」で泣く奴は信用しません。ハングリーの描き方をこの映画に学んでから作り直してほしいです。
⑧海街diary・・・50年後どうなっているのか、是非知りたい映画です。
⑨ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション・・・今年の洋画は続編やリメイク/リブートが目立ったが、コレが一番良かった。トム様の志が違う。トム様が映画で死にませんように…(切実)
⑩DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧・・・25年拾えているとはとても言い難いが、或る人の中の電気グルーヴとしてよく出来ていると思います。『今見ると全然面白くないのな、カッコイイのな。』というのが大発見。


ワースト
①ジョーカー・ゲーム・・・1月に観たのだが、やっぱりこのままフィニッシュしたか… 今年もダメな映画やつまらない映画を沢山観ましたが、まぁ色々と別格でした。一瞬としてつまらなくない部分がなかったし、ダメな事しかしていません。
②ラブ&ピース・・・つまらなすぎた。曲が良くなさすぎて、怖くなった。何がしたかったのかしら?
③映画 みんな!エスパーだよ!・・・全然エロくないかんな! 映画として、ドラマとして、喜劇として・・・もう何をハメても成立していない。
④母と暮せば・・・全然いい話じゃないのに、いい話と思って作ってるっぽいところがヤバい。
⑤龍三と七人の子分たち・・・もう、北野武に笑いは荷が重すぎるのだ。
⑥極道大戦争・・・三池が手抜きしちゃダメ! 三池映画としても日本映画としても、いや映画として間引きされるべき。
⑦バクマン。・・・監督が楽しているのが透ける、大嫌いなカタチの映画。血の小便流してナンボだろうが。
⑧GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE・・・ヘタクソが適当に作っているのがバレバレな、大嫌いなカタチの映画。編集で物語作ろうとするんじゃないよ。
⑨さよなら歌舞伎町・・・兎にも角にもヒドい脚本。不快な気持ちにしかならなかった。山田洋次と違って、倫理観からネジ曲がっているのだろう。でなきゃ、あのラストは出来ない。怖い。
⑩Zアイランド・・・なによりも将来性のなさが透けているのがキツい。もうたぶん観ない。

2015-12-30

クリード チャンプを継ぐ男 (ライアン・クーグラー) ★★ 【アメリカ・2015】

ロッキーの"アタマは良くないけど、コトバは重い感"はとても良かったですが、『コレは役者の手柄だろう』と痛感するレベルで作劇にキラメきが無かった。
クリードも全然愛せなかったし。人ん家でSEXする奴、マジ嫌いなんだよなー。
流石に七光にしか見えないトントン拍子具合も嫉妬に狂うしかないし、まさかのタイミングで警察沙汰起こすのにも心底ガッカリした。
しかもお咎めも無しとか!


練習も過酷に見えなかったし、試合も眠かったわよ。

2015-12-26

ストレイト・アウタ・コンプトン (F・ゲイリー・グレイ) ★★★★ 【アメリカ・2015】

みんな現在成功してるから、こんな生ぬるい映画になっちゃったんだろうな・・・
ヒトが悪く描けていない。
もうちょっとドロドロしていたはず。


内容は大変興味深かったです。
時代の雰囲気も良かった。

DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧 (大根仁) ★★★★ 【日本・2015】

まず、なんといっても多幸感。
内容は上っ面だけだけど、大変よくできてると思います。
理解り易い。画の説得力もハンパない。
電気グルーヴのインタビューを入れなかった(撮らなかった?)のは良い。


しかし"ロケはイキモノ、素材はナマモノ"とはよく言ったもので(オレしか言ってないけど)、2人の会話や挙動は何が面白いのかさっぱり判らなかった。
何よりも強い画を優先する心意気、構成と映画の終わらせ方は「監督流石!」といった風情。


山崎洋一郎の物言いは、ちょっと気に入らなかった。賛同できない。
予定調和に過ぎる人選と内容のインタビューには苦笑い。
CMJK太ったな。

2015-12-24

草原の実験 (アレクサンドル・コット) ★★★ 【ロシア・2014】

ファンタジーなのに、ホントしか映ってない。


ホントに醜いモノは美しく、
ホントに怖いモノは優しく、
ホントに必要なモノは不必要に、
ホントに言いたいコトは、口では言わない。


だからこそ伝わる、強い作品。

2015-12-22

ベテラン (リュ・スンワン) ★★★ 【韓国・2015】

国民性を武器に変えた、まさに痛快エンターテインメント。
そうそう。こういう韓国人が見たかったのだ。
悪すぎる悪役も、締まらないヒーローもとても良かった(お互いの参謀も)。
たまに出る名言も心に沁みる。
顔の並びも良い。


警察はせっかくチームで動いているのに、個性はあれども見せ場はなし。
こんなに中途半端にしておくなら、縦のライン以外要らなかったのでは。


惜しむらくはリュ・スンボムの不在。

2015-12-20

スター・ウォーズ フォースの覚醒 (J.J.エイブラムス) ★★★★ 【アメリカ・2015】

スター・ウォーズに思い入れどころか関心もないけど、それなりに楽しめたしちょっと泣けた。
けれども、その世代の人間が絶賛しているのを見ると『チョれー』と思っちゃう。
流石に偶然出会いすぎだろー。宇宙の話なのに!


デス・スターのセキュリティは、オレのマンションより緩いと思う。


なんといってもデイジー・リドリー!!
顔も雰囲気も絶賛しかない。
捕えたら普通、オッパイ見るだろー揉むだろー。ちゃんとしなさいよ、ファースト・オーダー!!

2015-12-13

イマジン (アンジェイ・ヤキモフスキ) ★★★★ 【ポーランド、ポルトガル、フランス、イギリス・2012】

まだまだ映画で、こんなことができるのか!
感覚を研ぎ澄まして映画を観させられた反面、終劇後感覚を奪われた様な余韻を味わった。


結局は、白か黒かすら判らなかった。
なんという敗北感。清々しくもある。

犬に名前をつける日 (山田あかね) ★★★★ 【日本・2015】

血を流すドキュメンタリー。
観ていて辛かった。勝手なものだ。


中谷さん(犬猫みなしご救援隊)の近所の評判を訊かないのは、片手落ちだと思う。作為的にしか思えない(作為的なのかしら?)。
本当に素晴らしい事をされていると見受けるが、人権を蹂躙するタイプかどうかはチト知りたい。
悪人では絶対無いと理解ってるけど。
あと、どうやって生計立ててんだろ?

2015-12-12

母と暮せば (山田洋次) ★★ 【日本・2015】

山田洋次はいつまで小津の亡霊と戦い続けるのか問題。


大嫌い。
まさか、子が親を殺す話だったとは。


あと、やっぱり女は魔物だねえ。

2015-12-11

音楽映画ベストテン

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20151031


①君が生きた証 (米・2014 ウィリアム・H・メイシー)
②嫌われ松子の一生 (日・2006 中島哲也)
③QOQ (日・2014 黒田将史)
④はじまりのうた (米・2013 ジョン・カーニー)
⑤GSワンダーランド (日・2008 本田隆一)
⑥ライブテープ (日・2009 松江哲明)
⑦アヒルと鴨のコインロッカー (日・2006 中村義洋)
⑧4分間のピアニスト (独・2006 クリス・クラウス)
⑨気球クラブ、その後 (日・2006 園子温)
⑩映画 けいおん! (日・2011 山田尚子)


キチンと"音楽が刺さる瞬間"を捉えている10本になりました。

2015-12-05

合葬 (小林達夫) ★★★ 【日本・2015】

水たまり一つ、ワンカットで3人のパーソナリティを描き分ける冒頭にハッとしてギョッとした。
後々、無駄な所作や台詞が続々と出てきてガッカリした。


キチンと異物が異彩を放っている。
いつの時代も若者はバカ者で、格好つけで無様なんだねえ。
戦争の省略の仕方はなかなか好みだったけど、彰義隊が何なのかはもうちょっと描かないと日本人誰も知らないわよ。